看護物語

ご用はな~に?♪リンリンリン♪

2013.01.04

回復期リハビリ病棟の患者様は、リハビリの合間や食事の前後はデイルームで過ごすことがほとんどです。

デイルームで他の患者様とおしゃべりをしたり、テレビを観たり、新聞を読んだりして過ごしています。その間にトイレへ行きたくなる患者様がいても、デイルームにはナースコールが無いため、失語症や認知症のある方はスタッフを呼ぶことができず、1人で行こうと動いてしまい、転倒してしまったことがありました。そこで、考えたのが『呼び鈴』です。

100円ショップで購入した家庭用の泡立て器に鈴を入れて、デイルームのテーブルやナースステーションのカウンターに置いて、患者様にトイレへ行きたい時には鳴らし下さいと声をかけました。最初は恥ずかしい思いがあり遠慮がちに小さく鳴らしたり、本当にスタッフが来てくれるか心配だという声も聞かれていました。

clip_image002次第に患者様も鈴を鳴らすようになり、スタッフが来ると「来てくれたー。良かった。トイレ。」と笑顔で話されるようになり、「○○さんがトイレに行きたいそうです。」と他の患者様を気に掛けて下さる患者様も増えました。今では元気に鈴を鳴らしてくれます。呼び鈴を置いてから、デイルームでの転倒がなくなり、スタッフや患者様にも鈴の音が定着しました。

clip_image002[4]「すみません、トイレお願いします。」鈴の音がリンリンと今日も鳴っています。

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