看護物語

A氏夫妻の仲むつまじき日々

2011.12.01

A氏夫妻の仲むつまじき日々

7階病棟

今年秋頃から毎日妻の見舞いに来ては、二人でテレビを見たり、居眠りしたり・・・という、仲のいい老夫婦がいました。
だんだんと夫の居眠りの回数が増え、ちょっとお疲れかと思っていたのですが、夫の疲労も限界だったのでしょう・・・。
夫が倒れ、入院してしまい全く来れなくなりました。
妻はテレビも観ず、元気もなくなり、夫に会いたいと頷いていました。
だいぶ一人きりの日々が続いたある日、他院に入院中の夫が外出し、会いに来てくれました!!
二人はずっと手を握り合い、夫は時折涙を流していました。
夫も酸素をつけて外出してきており、「二人でこれ(酸素)だねっ。」と微笑みあっていました。
写真を撮っていいか訪ねると、夫は寄ってきてくれ、妻は普段発語がほとんどなかったのに「ありがとう。」と言ってくれました。
写真を夫は持ち帰り、妻はベッドサイドに貼り時々眺めているお二人でした。
それから数日後、なんと夫が当病棟へ転院してくることになりました!
転院後、夫は何度も何度も妻の部屋へ尋ね、一緒にテレビを観たり、二人でうとうと居眠りをしたり、なんだか懐かしいほのぼのとした光景がありました。
そして転院から5日後には、ついに『夫婦同室』が実現!!!
やっと一緒の生活が出来るようになりました。

 

カーテンを開ければ妻がいる。
安心して二人は過ごすことができている今日この頃です。。。

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