看護物語

患者さんに送った卒業証書

2010.11.01

汐田総合病院 外来

インスリンが打てない!!!

006-1汐田病院の外来数は約500名/日。救急車台数120台/月。内科、外科、脳外科、小児科など高齢の方から子供までたくさんの患者様が毎日受診されます。

対象の患者様は慢性的な疾患の方だけでなく、外傷、救急と幅広くとても忙しい日々ですが、患者様の「ありがとう」や「元気になりました!」という声に元気づけられる事も多くあります。

先日、外来で看護をしていて本当に良かったと思うようなエピソードがあったので紹介したいと思います。
糖尿病で通院しているBさんは60歳で、1人暮らし、血糖のコントロールが悪く、インスリンを導入することになりました。しかし、インスリンを1人で打つことに不安があり、なかなか手技を覚えられません。そこで毎日、朝と夕方外来に通院してもらい、看護師の見守りで練習をしてもらうことになりました。

最初は「覚えられないよ・・・」など、不安な言葉が多く聞かれましたが、「大丈夫ですよ、出来ていますよ!」など声かけをし、毎日外来へ通院が続く日々。

006-2数ヶ月立った頃Aさんに自信がつき、看護師から見ても一人で問題ないと判断され、自立することになりました。後日、外来の看護師で卒業式を開いた。卒業証書を渡すと、Aさんも笑顔で「ありがとうございます」と、とても嬉しそうでした。

こうした一人暮らしの患者様の自立を支えていくことも看護の重要な役割であると感じました。私たち看護師は、患者様の笑顔や言葉に支えられていると感じています。